きっと何回目かの登場だけど、20年近く使い倒して今回初めてリペアさんに出して、木部以外全交換くらいの勢いで仕上げたので、ちょっと聞いてちょうだい。
何回か出ているけれども、リペア前の状態がこれ。
一応、スペック的には由緒正しいジャズベースタイプ。
ブランド:Bacchus
型番:BJB-98JIRO
BODY : Selected Alder TOP DOG Original J.Shape
NECK:Selected Maple TOP DOG Original Head
FINGERBOARD ::MAPLE
NUT :Born
Pick Guard :WH pearl 3P
CONTROL : Front Vo. Rear Vo. Master Vo.(PULL-TONE)
→すぐにジャズベースのスタンダード配線に変更
TUNER :GOTOH FB-3
PICKUPS : Bacchus J.Special x2
STRINGS:elites Player 45-105
→消耗品ではあるものの、最近は40-95のSP.Lightゲージを使用
BRIDGE :GOTOH 201B-4
FINISH : Lacquer
COLOR:JSB
型番名からわかる通り、GLAYのJIROシグネイチャモデル
これを買った当時、猫も杓子もメイプル指板+青ボディ+白ピックガードのジャズベースがすごく流行ったので、それに漏れず私も仲間入り。
そこから20年近くの年月を経て、そろそろ本格的にお直ししてもいいかなと。
そういえば流行った割には同じようなものを使っている人見たことないや。
今回の修繕メニュ
・ペグ:GOTOH FB3→GOTOH FB-30
同型品廃版のため後継品に変更 寸法は全部一緒なので、ポン付け。
ただ、色味は銀メッキ→黒塗装
・ストリングリテーナ:RB20→RB20(色味を揃えたかった)
・フレット修繕:フレット残はたくさんあったので、接着剤で押し込み固定+すり合わせ
・ナット交換:牛骨→人工象牙(BLACK TUSQ XL 白→黒)
・ピックアップ交換(中身を出力大きいのに 写真無い)
・ピックアップスポンジ:へたりがあるのでこの期に交換。普通のスポンジゴム
・ポット:500K⇒250K(3つとも 標準戻し)
・コンデンサ:0.047μFのフィルム⇒0.1μFのオイルに(一応ASCのデータシートが出てくるやつ)
・内部配線:エーモンの単線⇒古いシールド線から心線を抜き出した、より線に
(写真はコンデンサ交換前 しかもジャック断線してるし)
・弦ゲージ上げ(ExtraLight⇒Light)
・ピックガード(パールラメ⇒白)
フレットの浮きも改善されたし、ナット・ペグも新品交換!
電装系も全入れ替えだし同じ個体だけど全然違うアルダー+メイプルのバッキバッキ音認ったはずだし、今回のバンドでははまるはずってステージに臨んださ。
終わった後に聞いてみると、
「え…変わった?? どこが?」
かなC越えてかなD!